ながい午睡から覚めた史之春風と、その留守を守った守宮やもりからこぼれ落ちたものの記録。
by fumi-harukaze
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<   2006年 02月 ( 12 )   > この月の画像一覧

2005年題詠マラソン選抜歌

主婦だからサラダオイルの染みくらい上手に隠せる秘密にしてよ

本当ですやましいものじゃありません鞄の中の十徳ナイフ

横たわり羊の代わりに数えてる睡眠薬の錠剤の数

この部屋に君はいらないものを捨て(ワールドカップのメガホンと僕)

教室は海水魚らの水槽でメダカの僕は いきが できない

いい気持ち。寝るより楽はなかりけり。猫も子犬も赤ちゃんも。くう。

いい気持ち。寝るより楽はなかりけり。とろりうたた寝。母さんも。くう。

芽吹く時期プール開きに妄想も成長してます競泳水着

御飯あとお茶とデザートもうひとつ 橋田寿賀子の他人の不幸

「お巡りさん教えてください」「御主人の盗難届けは出ておりません」

たんさんの乾電池だよと言う毎にぱちぱちラムネ 夏の縁側

あの春に岬の下で釣れたのは魚だったかどっちだったか

探偵よ片翼(better half)の失せ場所を捜してくれぬか 飛び立てぬのだ

高速のインターチェンジを紫に染めて流れる空 僕の空

パパとママどこに行ったの? 迷子なの? ボクはずうっとここにいるのに

少女らはワインが醸成されるよに少し夢見る少し色付く

あの夏に君が似合うと言ったから切った髪まで伸びてしまった

冬が好き。ラーメン食べる君が取る眼鏡の下の眠い目が好き。

松の木の下に毛虫が落ちる初夏 ミニから伸びる白い太股

真剣に息子さんとの付き合いを考えてます 産ませてください

のど風邪の塩辛声の少年の歌声低く声変わりの前

もう寝んと鬼の来るとぞ寝らん子は攫われるとぞよか泣くな寝れ

人生と曲がる山道攻めるならブレーキランプをつけては駄目だ

最速の衝撃深い異次元の馬が飛ぶ如駆け抜けてゆく

携帯可万能財布兼メモリ運転自在わたくしのカレ

ぬいぐるみショーの舞台の裏側も観覧車から見える休日

真っ白に洗濯されたワイシャツに落としきれない女の気配

君が読む心理テストの選択肢 どれかが罠でどれかが嘘で

少林寺拳法習う兄さんはあの子が見てる前だけ強い

正月の計画黄金週間の計画夏の計画 君と

なにもかも汚れていない朝でした きゅうりのつるがくるくる巻いて
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by fumi-harukaze | 2006-02-27 17:30 | 短歌

ハジメテ

まだ今もひざが震えてなりませんショーツに掃いた一刷毛の紅

「ちょっとだけ」「ちょっとだけ」って言い訳であたしどこまで剥かれていくの?

ハジメテのあなたの素顔ハジメテのあなたの温度あなたの寝顔

こんにちは!世界でいちばんハジメテのキスを今でも覚えているよ
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by fumi-harukaze | 2006-02-25 15:04 | 短歌

カンビール

なんだって?ジョッキ一杯飲めないだ?信用ならねえ男なら飲め!

母さんは留守にしてます午前中天気がよくてそよかぜビール
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by fumi-harukaze | 2006-02-25 15:00 | 短歌

2006.01.23-Mon...

遅まきながら、やっとレンタルで見ることが出来た。
三谷幸喜・原作脚本、星護・監督の劇場映画だ。
わたしは基本的に映画をレンタルで見ることが少ない。
理由は家だと集中出来ないからだ。
途中でお茶を入れたり、オットと会話したり、ついやってしまう。
なので、どうしても見たい映画は必ず劇場でみるようにしている。
一度見逃すと、レンタルすることが無いから永遠に見逃すことだってないとはいえないのだ。
さて「笑の大学」。
実在の劇作家がモデルとしているとも聞いたことがあり、
その人へのオマージュかと思って観ていたら、
これは、全ての「もの書く人」への応援なのではないか
という気がしてきた。
ネタバレなので多くは書けないが、劇中、劇作家がこう言う。
「僕の書いたものは、直せと言われたら、それ以前よりも何倍も面白くしてやろうと思っているんです。それが僕の戦い方なんです」
うろ覚えだが、こういう意味のことだったと思う。
もちろん三谷幸喜が「全てのもの書くひと」に向けて脚本を書いたとは思いにくいし、そういう意図は無かったとも思う。
でもわたしはこの台詞に力をもらった。
リライト上等!
それ以前より何倍もよくすればいいだけのこと。
ただ問題がある。
わたしのリライト方法が良くする方向にだけ働くものではないということだ。
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by fumi-harukaze | 2006-02-25 13:48 | お引っ越し

2006.01.17-Tue...

先日、「ほぼ日刊イトイ新聞」の糸井重里がコラムで書いていたのだが、もうその内容もうろ覚えなのだが、とにかく書いてみると、書くことが無い、ネタが無い、というつまづきにはあわない、みたいなことを言っていて、軽く衝撃を受けた。
わたしはいつも、なにか書くときには、うんうん唸りながら文章を絞り出している。楽にものを書くことは無い。短歌のときも、すらすら詠めることは無い。日記を書くときも悩みながら書き進めている。
書くことは好きだ。
でも上手に書こうと思うあまり、自分で首を絞めているところがあるかもしれない。
といって、気楽にものを書けるか、と言ったらそれはできない。
どうすれば楽しく書くことができるのか。
糸井重里でさえ、書きたいことが毎日あって書くことに困らないというわけではないのだ。それなのにつまづくことが無いという不思議。
もっと書くことを好きにならないと、好きが足りないのかもしれない。
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by fumi-harukaze | 2006-02-25 13:47 | お引っ越し

 2005.06.27-Mon...n

題詠マラソンを振り返って。
クオリティにムラがある。
思いつかなくて苦しんだ題は、捨てるように詠み飛ばしてしまったから、それもいたしかたなし。
来年また参加するとして、そのときは、この質のムラを減らすようにしなくちゃならん。
それが技術力の向上というものかな、と思う。
あと、やっぱ破調になった歌は出来が良くない。
基本に忠実に提携を守る方が、今の実力では現実的だ。

うおのめに向けて。
今書いているのは、既発表の作品なのだけど、大幅に手を入れているのでだいぶ感じの変わった作品になってきている。
それでも足りないのは心理描写かな、と思っている現状。
ストーリーでものすごく変わったことを書いている訳ではないから、あとは人間をどこまで描けるか、になると思う。
まだ足りない。
制限時間いっぱいまで使うつもり。
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by fumi-harukaze | 2006-02-25 13:46 | お引っ越し

2005.03.31-Thu...

良い文章書きは、自分の思想を持っていないといけない気がする。
経験があるかないかではないのかもしれない。
経験がなくとも、何を考えることができたか、が勝負の分かれ目なんじゃないか。
日常から、事件から、ニュースから、本から、ネットから、噂から、わたしは何を思い、何を考えたか?
そこが厚みのある文章を作るための味噌蔵だ。
そうじゃないか?
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by fumi-harukaze | 2006-02-25 13:44 | お引っ越し

2005.02.15-Tue...

思いつきで自分の本名をぐぐってみた。
違うひとだとおもわれるページがあるなかで、やべっ、こりゃひょっとしたら自分だ。と思える情報があった。
「1984年季刊コバルト 投稿作品『むかしばなし』○○(実名)史子」
ありゃ〜、このころ確かにコバルト買ってたよ。何度か投稿もしたかもしれない。でも覚えてないんだよなー。
気になって気になって仕方なくて、ネットをあちこち巡回検索。すると、雑誌は残ってないけれど、その作品を掲載したコバルト文庫が出版されていた。
ってのを知って、また巡回検索。アマゾンの中古本屋で発見したよ!早速購入したよ!家に届いたよ!早速読んでみたよ!
…む〜?
これはホントにわたしが書いたものなのかな?
記憶にあるようなないような…思い出せないなー。
記憶にないモノをいかにもあったかのように改ざんしてしまうのはできれば避けたいが、挿絵やなんだかんだにおぼろげな見覚えもなくはない…
多分、投稿原稿は、あまりにも稚拙だから、編集部の方でなにがしかの手を入れたんだろうな。それで自分の文体じゃないんだ。
そう思って読むと、やっぱり見覚えのあるようなないような…
むー。わからん。
送料入れても500円くらいだから、まあいっか。
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by fumi-harukaze | 2006-02-25 13:41 | お引っ越し

2004.11.23-Tue...

わたしたちが出会った年の、JRAのCMキャラクターは、木村拓哉だった。随分昔のような気がするけれど、実はついこの間なのかもしれない。産まれた、と思った娘は2歳半になるし、それを思うと、とても短い時間のような気もする。
子どもの頃は一日、一ヶ月、一年というのはとてもとても長い時間だった。それは楽しいことがたくさんあって、やることやりたいことが山盛りで、笑って転げ回ってくたくたで、瞬間がとても濃密だったからだと思う。
でも、濃密な瞬間というのは、オットとふたりでいる時間のすべてのことでもある。振り返ればあっという間。でもその時々はみっちりと詰まった時間だった。
記念日のひとつを忘れて過ごしてしまった。
オットの風邪ひき騒動や、義妹の出産などで紛れてしまったのだ。
大きな記念日は来月にあるから、11月のちいさな記念日は、この先忘れられていくのかもしれない。
あのころの気持ちは忘れたくないなあ…
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by fumi-harukaze | 2006-02-25 13:39 | お引っ越し

2005.01.16-Sun...

年末からずっと低空飛行している。
気持ちの振幅はそれなりにあるのだが、大きくレベルが振れることはない。
Appleから5万円で買えるMacが発売になるのだが、今のわたしには、それさえも「それで?」という気分だ。今メインで使っているパソコンが7年前のモデルで、容量も能力もあっぷあっぷなのに。飛びつこうという気が起こらない。
これだけ欲がないのは(食欲も性欲も購買欲もない)経験から言うと、やはり鬱なのだ。激しい症状はないが、すこーし鬱なのだ。
まあこのくらいで済むようになったというのは喜ばしいことかもしれない。
そんなわけで、日々静かに暮らしている。
オットと義父は写真が趣味である。二人とも「日曜カメラマン」のレベルではなく、「アマチュアカメラマン」の域にあると思う。
そのオットの撮った写真の一枚を義父が気に入った。四つ切りに伸ばしてくれ、と頼まれた。
しかしオットの腰は重く、いつまでもネガの整理をしようとしない。それで、わたしがネガを探した。
昔のネガも最近のネガも一緒くたになっている中を、ライトに当てて、一枚一枚見ていった。
その中に。
オットのアルバムから消された写真を見つけた。
まだオットが神奈川にいた頃のだと聞かされたアルバムにあった、見覚えのある写真たちの中に、髪の長い女の子の写真があった。
助手席に座っている。ドリンクホルダーに缶コーヒー。長時間ドライブなのだろう。夏の写真だ。Tシャツに窓からの風で髪がなびいている。画面の右端にハンドルが写り込んでいる。運転中に撮ったものだ。ネガだから顔はわからない。でも表情はわかる。
それは楽しい時間を閉じ込めて封印された。
その封印がとかれることは、きっと、ない。
わたしは目当ての写真を探し当て、ネガのファイルを閉じた。
気分は低空飛行のままだ。
そしてわたしは、時間というやつに嫉妬している。
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by fumi-harukaze | 2006-02-25 13:39 | お引っ越し